ショーン・レヴィ監督作「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」("Night at the Museum: Secret of the Tomb" : 2014)[BD]

夜警の男が、ニューヨークからロンドンへ飛び、魔力を失いかけた石板の謎を解明すべく、奮闘する様を描くファンタジー・コメディ作品。

アメリカ自然史博物館のプラネタリウム新装オープンに伴い、賓客を集めパーティが開催される事になる。夜警のラリーは、館長マクフィーからナイトプログラムのショーを任され、意気込んで展示物の指揮に当たる。パーティ前日、アクメンラーは石板が変色し、輝きを失い始めている事をラリーに訴える。アクメンラーは石板の秘密に父が詳しい事を伝えるが、ラリーはパーティに専念する旨を告げる。

翌日、パーティが始まると、ラリーによる展示物のショーは客に盛況を博す。ところが石板の腐食が進行すると共に、展示物が異常な行動を始め、暴れだし、パーティは大失敗に終わる。ラリーは展示物達を集め、理由を尋ねると、一同は自分が自分で無いような感覚だったと訴える。ラリーは失意に暮れるマクフィーに原因究明を約束する。帰宅したラリーは、ニックが友人を集めてどんちゃん騒ぎをしているのに呆れ、解散させる。ニューヨーク大の出願まで2週間しかない事を問い質すと、ニックは先の事が考えられず、1年休業する意向を明かす。

翌日、ラリーはアクメンラーの石板について調査を始め、1938年のアクメンラー調査隊の存在を知り、隊に同行した子供がラリーの前任の夜警セシルだと判明する。ラリーは老人ホームで暮らすセシルと再会すると、石板の変色と展示物の異常行動について伝える。セシルは遺物を持ちだした時に、現地住民に「死が訪れる」と警告された事を思い出し、遺物をエジプト、ニューヨーク、ロンドンで分けた事を伝える。

ラリーはアクメンラーの父王に会う必要があると確信し、マクフィーに直訴するが、マクフィーはパーティの失態の責任を取らされ、辞職しており、権限が無いと告げる。ラリーは挽回の余地があると告げ、石板の真実を伝える。マクフィーは真に受けないものの、ラリーの熱意に折れ、まだ解雇の事を知らせていない大英博物館に、展示物の移送を手配する。

ラリーはニックを連れて、ロンドンに渡り、アクメンラーと石板を大英博物館に運び込む事にする。ニックはラリーが高卒でもなんとかやっている事を持ち出し、大学に行かない選択肢もあると主張する。大英博物館に到着した2人は夜警のティリーを展示品の修復と欺き、館内に侵入する。2人は持ち込んだ展示物がアクメンラーと石板だけと考えていたが、お馴染みの仲間テディ、アッティラ、サカジャウィア、ジェデダイア、オクタヴィア、デクスター、更にラリーを模して作られたネアンデルタール人ラーまで同行してきた事を知る。

ラリーはラーに見張りを任せると、館内に入り、エジプトゾーンを目指す。一行は、魔力で命が吹き込まれた展示物と遭遇し、トリケラトプスの骨格標本に襲撃される。一行がヨーロッパゾーンに逃げ込むと、騎士ランスロット卿がトリケラトプスを撃退し、ラリーの窮地を救う。ランスロットはアーサー王とグィネヴィア妃の元に戻る意向を伝え、聖杯を探すべく一行を先導し始める。一行は騒動の最中でジェデダイアとオクタヴィウスがいなくなっている事に気付く。ラリーは通風口にオクタヴィウスのマントを発見し、落下したのだと察すると、デクスターにスマホを持たせ、追跡させる。ジェデダイアとオクタヴィウスは、接近してきたデクスターの影に驚き、古代ローマゾーンへ落下する。2人はそこがポンペイだと知った途端、ヴェスヴィオ山の大噴火が起きる。

ラリー達一行がアジアゾーンに到着すると、突然、ガルーダ像が行く手を遮る。一行が無視して中に入ると、眠っている相柳の像と遭遇する。ランスロットは先に進む為に退治しようと意気込み、男への登竜門だと称してニックを誘う。突然、石板の変色が進み、仲間達に異常行動が起きると、相柳が目を覚まし、一行に襲いかかる。ランスロットとニックが反撃に応じると、ニックは仲間達を守りながら、機転を利かせ、AEDを持ち出し、相柳を感電させて動きを止める。一方、火砕流から逃げ惑うジェデダイアとオクタヴィウスの元に、デクスターが到着すると、小便で消火し、2人を窮地から救う。2人はスマホで無事を伝えようとするが、ラリー側のスマホは相柳との戦いで壊れてしまい、不通となる。

テディは手が蝋に変化してきている事をラリーに伝えると、ラリーはジェデダイアとオクタヴィウスの捜索を後回しにし、エジプトゾーンへ急ぐ事にする。エジプトゾーンに到着し、ランスロットと別れた一行は、アクメンラーの父マレンカレと母シェップスハレットと出会う。ラリーが石板に生じた異変を見せ、助言を請うと、マレンカレはアクメンラーの出生の秘密を伝える。アクメンラーの為に神官に作らせた石板は、月光で力を蓄える様に出来ており、久しく月光を浴びていない事が変色の原因だと告げる。マレンカレは月光に当てないと魔力が消滅し、アクメンラーが死んでしまうと伝えると、ラリーは大急ぎで石板を月光に浴びせに向かう。ところが、そこへランスロットがニックを人質に取って現れ、引き換えに石板を奪う。ランスロットは聖杯が石板だと誤解しており、城に戻ると告げ、博物館から脱走を図る。ラリーとテディは石板の奪還を図るが失敗し、ランスロットに持ち逃げされてしまう。

その時、ティリーは監視カメラでラーの不審な行動を目撃する。一行はジェデダイアとオクタヴィウスを発見し、合流すると、館内を手分けしてランスロットの捜索に向かう。ラリーはラーを拘束したティリーと遭遇する。その矢先に、馬に乗って館外へ逃亡するランスロットを目撃するも、ティリーにラーを人質に取られ、身動きできず、ラリーも詰め所に拘束される。一方、通報しようとするティリーを、ニックとアッティラが止め、警備室に閉じ込める。ラーが頭でドアを破り、脱出したラリーは、ラーにティリーを足止めさせ、仲間と共にバスに乗ってランスロットの行方を追う。ティリーとラーは意気投合し、互いに好意を抱く。

ランスロットは城と誤解してキャメロット公演中の劇場に乗り込むと、ヒュー・ジャックマン演じるアーサーと、アリス・イヴ演じるグィネヴィアに詰め寄る。ジャックマンとイヴは実物ではない事を告げ、説得し、ランスロットを退場させようと試みる。2人が偽物だと知ったランスロットは、困惑し、2人に刃を向ける。そこへラリー達が到着し、ランスロットは逃走する。ラリー達はランスロットを屋上に追い詰め、ランスロットが伝説で実在しない事を伝える。その時、石板の変色が更に進み、皆の魔力が解け始める。ランスロットは状況を理解し、ラリーに石板を返す。ラリーは石板を夜空に掲げ、月光を浴びせると、石板は輝きを取り戻し、一同も息を吹き返す。

博物館に戻ると、アクメンラーは石板と共に両親の元に残る事を決め、展示物達もニューヨークで展示品に戻る意向をラリーに伝える。ティリーはラーに残るように哀願し、キスをするが、ラーもまた別れを決める。ラリーは石板の魔力が最高の体験へと誘う事をティリーに仄めかし、大英博物館を後にする。

アメリカ自然史博物館に戻ったラリーは、展示物達それぞれに最後の別れを告げて回る。夜明けと共に魔力が消えると、ラリーは博物館を後にする。ニックは進路を改めて考え直す意向をラリーに告げ、母の元へ帰っていく。

程なくして、ラリーは夜警を辞め、学位を取って教師となる。それに伴いマクフィーは復職を果たす。3年後、自然史博物館で大英博物館展が開催される事になり、ロンドンから展示物と共にティリーが石板を携えてやってくる。ティリーは、ラリーからの「マクフィーなら信頼できる」という託けと共に、石板の真実を伝える。その夜、双方の博物館の展示品達に命が吹き込まれ、館内は大いに盛り上がる。マクフィーは初めて真実を理解し、ティリーはラーと再会を果たす。ラリーは館外からその様子を眺め、懐かしむ。

 

 

このシリーズも最近になって観始めたのだが、作品毎に舞台となる博物館は違えど、館内で展示物達によるドタバタ騒動というテイストは共通だから、さほど目新しさは無いかなぁという印象。前作の方が、スケール感があった様に思う。取ってつけた様な設定を元に、大英博物館に飛び、石板の謎解明に奔走するのだが、月光に浴びせるだけで変色が直っちゃうのには拍子抜けさせられた。もっと仰々しい仕掛けがあると思っていたのに。それでもVFXを駆使した展示物達がヌルヌル動く様は、やはり見ていて愉快なのも確か。ベン・スティラー自身がラリーとラーの一人二役をこなしているのも可笑しいし、デクスターとの掛け合いも痛快。レベル・ウィルソンはブライズメイズで観たのを思い出した。ロビン・ウィリアムズ出演の新作もこれで見納めなのかな。何はともあれ、綺麗に終わって良かった良かった。

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